注目はC・ロナウドだけじゃない バルサ、ベティスでも躍動したウイングがサウジで再び輝いている

ベティスなどで活躍してきたテージョ photo/Getty Images

4試合で2ゴールと快調な滑り出し

今冬はクリスティアーノ・ロナウドのアル・ナスル加入でサウジアラビアとサッカー界全体が沸いたが、サウジアラビアサッカー界を盛り上げるのはロナウドだけではない。

外国人助っ人の獲得には継続的に力を入れており、各クラブが戦力強化へ動いている。早くもヒットの予感が漂うのは、現在リーグ6位のアル・ファトフが今冬に獲得したFWクリスティアン・テージョ(31)だ。

バルセロナ、レアル・ベティス、FCポルト、フィオレンティーナなど欧州でプレイしてきたこともあり、テージョのことを知っているサッカーファンは多いはずだ。ウイングを主戦場とするアタッカーで、今冬にロサンゼルスFCを離れてサウジアラビアへとやってきたのだ。
デビュー戦となったのは2月3日のアル・ナスル戦、つまりロナウドが所属しているクラブ相手とのゲームだ。ロナウドにばかり話題が集中するが、テージョはこのゲームでさっそくゴールを記録。チームも首位のアル・ナスル相手に2-2で引き分けた。

その2週間後のアル・バーティン戦でもテージョはゴールを奪っており、ここまで4試合で2ゴールと良い滑り出しだ。

スペイン『as』によると、テージョもサウジアラビアのサッカーに好感触の様子。思った以上にクオリティが高いと語っている。

「ここのリーグは良いね。スペインやその他の欧州リーグと比較するとペースは緩やかなところもあるけど、選手個々のクオリティには驚かされたよ」

テージョはまだ31歳で、アル・ファトフにとって貴重な戦力だ。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝へ進んできたアル・ヒラルもそうだが、外国人助っ人はサウジアラビアのクラブを一段も二段も上のレベルへ引き上げている。今後もこの流れは続くはずで、Jリーグ勢としてはACLを支配されぬよう警戒が必要か。

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