キミッヒより“ラームの後継者”に近い男? バイエルンが手にした超攻撃型SBカンセロが右サイドを変える

バイエルンへの加入が決まったカンセロ photo/Getty Images

左のA・デイビスと世界屈指の攻撃SBコンビに

今冬の移籍市場でも特大サプライズの1つと言えよう。マンチェスター・シティDFジョアン・カンセロがバイエルンへレンタル移籍することが決まった。

カンセロはさっそく1日に行われたDFBポカール・ベスト16のマインツ戦に先発し、1アシストを記録。チームの4-0大勝に大きく貢献した。

マインツ戦でのアシストが示すように、カンセロは現代を代表する超攻撃的サイドバックだ。カンセロの加入で右サイドの攻撃が活性化されるのは間違いなく、バイエルンにとっては大きな武器だ。
独『Sport1』はカンセロをフィリップ・ラームの後継者と見る。これは右サイドバックを務めてきたジョシュア・キミッヒも当てはまりそうだが、同メディアはキミッヒをあくまで中盤の選手と評価しており、中盤でプレイした方が持ち味を発揮できるとの見方だ。

右サイドバック、あるいは右ウイングバックを本職とする選手としては、カンセロはバイエルンにとってラーム以来となる本格的な攻撃的プレイヤーとなるのかもしれない。

「カンセロはスピードがあってドリブルも得意だ。戦術的にもよく鍛えられている。彼がいればバイエルンの右サイドは自然と危険なエリアとなるだろう。カンセロはラームのコピーというわけではない。タイプもキャラクターも違う。しかし、元主将のラーム以降ではバイエルンにとって右サイドバック最高の才能だ。キミッヒもこなすが、彼は中盤での方が価値がある」

同メディアはこう伝えており、カンセロにかかる期待は大きい。左にはアルフォンソ・デイビスがいるため、これでバイエルンの両サイドバックは世界屈指の攻撃力を誇るコンビとなったと言えよう。

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