リーグ・アンのベストイレブンに選出されたCBがアーセナルに復帰か マガリャンイス、ホワイト、サリバで争う2つの椅子

サリバがアーセナルに戻ることを公言した photo/Getty images

頼もしい選手が戻ってくる

21-22シーズンのプレミアリーグを5位で終え、来季はリーグ戦と並行してELも戦うことになるアーセナル。ストライカーや中盤と補強ポジションは多く、次の移籍市場は来季を戦い抜くために非常に重要なものとなる。そんなアーセナルだが、今季はレンタルで別のクラブでプレイしていた選手が来季からチームに戻ってくることになるようだ。DFウィリアム・サリバのことだ。

リーグ・アンのサンテティエンヌでプロとなり、2019年にアーセナルに獲得されたサリバ。だがイングランドでプレイすることはなく、その後はサンテティエンヌやニース、マルセイユにローンで加入している。

21歳となったサリバだが、今季マルセイユでのパフォーマンスは素晴らしかった。今季マルセイユはパリ・サンジェルマンに続く2位でリーグ戦を終えており、サリバはその中で3240分とチームトップのプレイタイムを得ている。パス成功数(2833本)、地上戦デュエル勝利数(46回)、クリア数(80回)、インターセプト数(48回)と多くのスタッツがチームトップであり、リーグ・アン21-22シーズンのベストイレブンに選出されている。
そういったこともあってレアル・マドリードがサリバの獲得に興味を示すなどアーセナルに戻ってくる可能性が低いといわれていたが、先日フランス『Telefoot』で「僕はアーセナルに所属している。契約は2年残っているし、アーセナルに戻るつもりだよ」とプレミアに戻る意思があることを明かしている。

アーセナルとしては頼もしい選手が戻ってくる。現状のセンターバックはガブリエウ・マガリャンイス、ベン・ホワイト、ロブ・ホールディングの3人がいるが、ホールディングにビッグマッチの先発を任せるには力不足であり、そこにサリバが加わることになれば4人でシーズンを回すことができる。またホワイトは右サイドバックでプレイできる選手であり、怪我がちな冨安健洋のサポートをすることも可能だ。

来季も現在のフォーメーションで戦うのであればセンターバックの枠は2つしかない。マガリャンイス、ホワイト、サリバともに素晴らしい選手であり、来季ミケル・アルテタから信頼を勝ち取り、センターバックでの先発の座を確立するのは誰になるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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