17試合でまさかの“33失点” 自分たちのサッカーに頑固なレスター指揮官への厳しい視線

レスターを指揮するロジャーズ photo/Getty Images

このままでは二桁順位でフィニッシュしてしまう可能性も

プレミアリーグでも上位の常連となりつつあったレスター・シティが現在は10位。17試合で33失点も喫してしまうなど、チームは歯車が噛み合わなくなってきている。

当然結果が出ないとなれば、視線は指揮官ブレンダン・ロジャーズへ向く。2019年2月よりチームを指揮してきたロジャーズは昨季も5位にチームを導くなど、ここまでの成果は見事だ。

だが、今季は怪我人の影響もあってか結果が出ない。『EuroSport』は過去の成績に惑わされず、厳しい決断を下すべきではないかとレスター首脳陣に訴えかけている。
レスターといえば2015-16シーズンに奇跡のプレミア制覇を果たしたが、当時チームを指揮していたクラウディオ・ラニエリを2017年2月には成績不振を理由に解任している。1シーズン前にチームを優勝に導いた指揮官なのだが、レスター側の判断は素早かった。

ロジャーズも昨季の仕事ぶりは見事だったが、同メディアは優秀であると同時に頑固者だとも指摘する。いわゆる自分たちのサッカーにこだわるところがあり、結果が出なくともスタイルを大幅に変えることが少ないと指摘されているのだ。

特に今は守備が崩壊している。33失点は16位リーズ・ユナイテッド(36失点)、20位ノリッジ・シティ(39失点)、19位ニューカッスル(42失点)に次いでワースト4位だ。

この守備を立て直すには、もう少し現実的なフットボールを展開すべきなのかもしれない。それができる指揮官にバトンタッチするのもありだが、クラブはどう動くのか。近年何かと躍進してきたレスターとしては、二桁順位に転落するシナリオだけは避けたいだろう。

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