14試合で“43得点”と攻撃力爆発の要因は 偽9番だけじゃない9番としての影響力

ジョタの活躍は大きい photo/Getty Images

今季プレミアトップの得点数を誇るリヴァプール

今季はロベルト・フィルミーノが怪我で離脱を繰り返す中、ディオゴ・ジョタが3トップの中央を主戦場としている。今季プレミアトップのゴール数を誇るリヴァプールにおいて、フィルミーノのような“偽9番”だけでなく純粋なストライカーとしても大いに活躍しているジョタの影響力は大きい。

昨シーズン加入したジョタは、ウイングでの起用が多かった。モハメド・サラーやサディオ・マネの後釜を必要としていたクラブは、ウォルバーハンプトンで得点を決めていた彼に白羽の矢を立て獲得にこぎつけると、持ち味のスピードと裏に抜ける技術を見せサイドから得点を量産した。

しかし今季はフィルミーノの怪我もあり、3トップの中央で起用されると“偽9番”として中盤の組み立てに参加。さらに自身のスピードと裏抜けの技術、シュート精度の高さを見せつけて本来の9番としても輝きを放っている。

プレミアリーグ第14節のエヴァートン戦では、3-1で迎えた79分、アンドリュー・ロバートソンが左サイドでボールを受けると、すぐさま中央へ走り込んだジョタへパスを出す。ボールを受けたジョタは、軽い身のこなしから守備をかわすと角度のないところからシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。

本来は中盤の位置からボールポゼッションへと参加しようしていたジョタだったが、サイドからロバートソンがボールを運ぶと、すぐさま中央で抜け出しを図る。結果的には自らのスキルで強引に得点まで持っていく力はまさにストライカーだ。今季プレミアトップの43ゴールを決めるリヴァプールが得点を量産する理由の1つに、ジョタの“偽9番”と本来の9番としての働きがどちらもできることが大きく影響している。

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