リヴァプールの絶対的な中盤のかじ取り役 攻守両面おいて影響力をもたらす男

アトレティコ戦で離脱したファビーニョ photo/Getty Images

ファビーニョの離脱は大きかった

今季のリヴァプールは中盤に怪我人を多く抱え、離脱者が多いにも関わらず勝利を重ねている。その中でもファビーニョの離脱は非常に大きかった。

ファビーニョはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節、アトレティコ・マドリード戦で負傷して戦線を離脱。その後に行われたプレミアリーグ第10節のブライトン戦では、ジョーダン・ヘンダーソンがアンカーに入り、ナビ・ケイタが中盤の右に入る。

しかし前半でケイタも負傷交代となり、アレックス・オックスレイド・チェンバレンが入った。右サイドの連携での攻撃を十分に発揮することができずに、2点を奪いながらも追いつかれてしまう。

そしてCL第4節のアトレティコ・マドリード戦でファビーニョが復帰すると、ヘンダーソンは中盤の右に入る。するとモハメド・サラーとアレクサンダー・アーノルドと三角形を作る攻撃で相手を翻弄。サラーに得点こそなかったものの、ブライトン戦では見られなかった連携面での崩しを何本も披露した。

中盤で負傷者を多く抱えているリヴァプールだが、彼らに欠かせないのはファビーニョかもしれない。彼がいることで中盤に守備面での安定をもたらすだけでなく、ヘンダーソンを中盤の右に起用することで攻撃でも違いを作ることができるからだ。

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