U-18でゴール量産の16歳も登場 モウリーニョがデビューさせた3人

デビューした16歳のスカーレット photo/Getty Images

トッテナム期待の若手にもチャンス

リーグ戦で首位に立って勢いに乗るトッテナムは、26日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第4節のルドゴレツ戦でもバックアッパー陣が躍動。ソン・フンミン、ハリー・ケインを休ませながら、カルロス・ヴィニシウスらの得点で4-0の完勝を収めた。

しかもこのゲームで大きかったのは、一気に3人も若手をトップチームデビューさせたことだ。

大量リードを奪ったことで余裕も生まれたのだろうが、指揮官ジョゼ・モウリーニョは82分に3人を同時交代。MFデル・アリに代えて19歳のMFハーヴェイ・ホワイト、FWルーカス・モウラに代えて16歳のFWデイン・スカーレット、さらにはGKジョー・ハートに代えて22歳のGKアルフィー・ホワイトマンを投入。GKまで途中出場でデビューさせてしまうあたりはモウリーニョらしいレアな采配と言えよう。
中でも16歳のスカーレットは16歳と247日でデビューを果たすことになり、公式戦ではクラブ史上最年少記録を塗り替えた。16歳ながら今季U-18のカテゴリーでは8試合で10ゴール3アシストと爆発しており、すでにU-18のカテゴリーで収まるレベルの選手ではないのだろう。今後も機を見てトップチームで試してほしい選手ではある。

英『Daily Mail』によると、モウリーニョは「彼らのことを私はよく知っている。ホワイトマンは毎日我々と共にいるし、スカーレットもプレシーズンで何が出来るかを理解していた。ただ、適切なタイミングが必要であり、今日はそうしたゲーム内容だった」と振り返っている。

リーグ戦で結果を出し、若手に成長の機会も与えることが出来ているトッテナムの現状は理想的か。この試合がデビュー戦というわけではないが、ルドゴレツ戦では20歳のMFジャック・クラークにも途中出場からチャンスを与えている。ルドゴレツ戦に出場した若手が将来的に大きな戦力となる可能性もあり、トッテナムはモウリーニョの下で正しい方向へ進んでいるのではないだろうか。

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