目指すは堂安律の“9ゴール”超え オランダで左サイド支配するサムライ

FCトゥエンテの中村 photo/Getty Images

トゥエンテで高まる評価

オランダのエールディヴィジでは本田圭佑や吉田麻也、堂安律など多くの日本人選手が結果を残してきたが、次なるスター候補はFCトゥエンテでプレイするFW中村敬斗だ。

19歳の中村は今夏トゥエンテに加わった選手だが、早くもエールディヴィジでは4得点を記録している。今月1日のアヤックス戦ではお得意の左サイドから見事なコントロールショットも炸裂させており、その得点感覚は徐々に認められてきている。

『FOX Sport』にて解説も務めるマリオ・ベーン氏も、「彼はいい選手だと思う。チームにはゼクニーニ、クイーンジー・メニグもいるが、指揮官は中村を評価している。彼はすでに4つのゴールを決めている。スピードもあり、まだ19歳だ」と高い評価を下している。
中村はこれまでPSV、アヤックスとエールディヴィジの超名門相手に1点ずつ決めており、フローニンヘンとフォルトゥナ・シータットからも得点を奪った。この4得点全てが先制点なのも興味深いところで、トゥエンテの切り込み隊長のような存在となってきている。

同じガンバ大阪からオランダへ渡った先輩の堂安は、フローニンヘンに所属していた2017-18シーズンにリーグ戦9得点4アシストの成績を残している。中村は今の調子ならば二桁得点を狙うことも不可能ではないはずで、そうなれば堂安にも負けぬ評価を得ることになるだろう。

ステップアップの可能性も見えてくるが、トゥエンテの左サイドを支配しつつある中村はどこまで数字を伸ばせるだろうか。

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