2010年8月、レアル・マドリードでは伝説の7番継承が行われた。それまで7番を背負ってきたFWラウール・ゴンザレスがシャルケに移籍し、代わりにクリスティアーノ・ロナウドが7番を受け継いだのだ。ロナウドは2009年にレアルへ加入した当時、ラウールがいたこともあって背番号は9だった。それがマンチェスター・ユナイテッド時代から着用していた7番に変更されたのだ。
この交代から伝説は始まった。英『GIVE ME SPORT』はロナウドがレアルの7番を受け継いでから9年が経過したと振り返っているが、ロナウドは7番を着用した最初の2010-11シーズンに54戦53得点と大爆発。続く2011-12シーズンには60得点を記録し、5シーズン続けて50得点超えという驚異的な数字を残すことに成功する。
合計すると、7番を任されてからのロナウドは403戦417得点という異様な成績を記録している。加えてアシストも119本記録しており、こんな数字に届く7番プレイヤーは今後出てこないかもしれない。タイトルの数は15を数え、得点数を含めてもレアル史上最強の7番と言っていいだろう。
そのロナウドも昨夏ユヴェントスへ去った。7番を受け継いだのはマリアーノ・ディアスだが、マリアーノは昨季期待されたような結果を残せなかった。今回は理想的な7番引き継ぎが行われなかったことになる。
昨季はロナウドの大きさを感じるシーズンとなってしまい、一方でロナウドはユヴェントスでも7番を背負って大暴れしていた。レアルはこの穴をどう埋めていくのか。今季も手探りの戦いが続く。
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