ブレイク後に迎える2019-20シーズン
昨季ブンデスリーガ王者バイエルンをあと一歩のところまで追い詰めたドルトムントでは、2列目のマルコ・ロイスとジェイドン・サンチョのコンビが強烈だった。ロイスの実力は世界の誰もが知っているが、サンチョがここまでブレイクすると予想していた人は多くなかったかもしれない。昨季サンチョはブンデスリーガで12得点17アシストという驚異の成績を残している。
当然今季もロイスとサンチョは攻撃の中心となるわけだが、油断は禁物だ。サンチョはまだ19歳で、昨季が本格的にブレイクした1年目。相手チームはサンチョへの警戒度を強めてくるはずで、今では対戦相手からの視線も変わってきている。今季も同じように爆発できるかは分からない。
英『SoccerBible』によると、サンチョもそのことを理解している。周囲から「一発屋」と言われないためにも、ハードワークを続ける考えだ。
「僕の急降下を待っている人がいる。そういう人たちは僕のことを一発屋と呼べることができる。僕はプレイを継続しないといけないし、怪我は回避したい。ハードワークし、チームに貢献する。これが重要なことだ」
「シティを僕が去るとなった時、みんなが疑った。グアルディオラの下を離れるべきではないとね。だけど、ドルトムント行きが正しいと思ったんだ。僕は常にペップもシティも愛している。なぜならシティは僕をワトフォードから獲得し、ここまで育ててくれたからね。もちろんドルトムントにも感謝している。僕は次のステップに進むことができる」
サンチョが一発屋だったのかは今季の成績で判断される。怪我を回避し、安定したパフォーマンスを披露できるのか。それが真のワールドクラスの仲間入りを果たすNEXTステップとなるだろう。