セリエAでブレイクの兆し
現在ミランが獲得へ近づいているとされるエンポリMFイスマエル・ベナセルは、アーセナルの下部組織出身の選手でもある。アーセナルではポジションを掴めなかったが、エンポリでは評価が急上昇。今夏にはミランが注目するまでのタレントへと成長した。
ベナセルは守備的MFとしてプレイする選手だが、ミランやユヴェントスで活躍したアンドレア・ピルロと重ねる声もある。ベナセルをピルロと似ていると表現したのは、短期間ながら昨季途中からエンポリを指揮したジュゼッペ・イアキーニだ。
伊『Milannews.it』によると、イアキーニはピルロが攻撃的なポジションから徐々に守備的MFへとポジションを下げた部分に注目しており、そこにベナセルとの共通点があると語っている。
「ベナセルを最終ラインの1つ前で起用したのはよかった。彼はサッスオーロのセンシと似た役割をこなしていたね。ベナセルは上手くやったし、大いに進歩した。まだ伸びるよ。ピルロは攻撃的な位置からスタートし、そこから最終ラインの1つ前でプレイするようになった。べナセルも攻撃的な選手だったが、我々のシステムの中でピルロやヴェッラッティと似た中盤の底として成長したね」
ベナセルはまだ21歳と若い選手で、これからまだ伸びるだろう。ミランが手にするかもしれないNEXTピルロ候補に期待だ。