今や”プレミア史上最高のアジア人選手”か 韓国代表のエースが語る「ブンデスには日本人や韓国人も多いけど」

トッテナムで活躍するソン・フンミン photo/Getty Images

プレミアで成功したアジア人選手は少なく

現在トッテナムで得点を量産する韓国代表FWソン・フンミンは、プレミアリーグで最も成功を収めたアジア人選手の1人と言えよう。マンチェスター・ユナイテッドで数々のタイトルを獲得したパク・チソンとは比較が難しいかもしれないが、ソン・フンミンはプレミアリーグにおけるアジア人最多得点記録を更新している。

そのソン・フンミンは、プレミアリーグでアジア人選手が活躍するためにはハードワークすることが最低条件と考えているようだ。思えばパク・チソンも2人分ほど走る運動量の持ち主で、レスター・シティで奇跡のプレミア制覇を成し遂げた日本代表FW岡崎慎司も運動量を活かした献身性が高い評価を受けている。ハードワークできない選手がプレミアで活躍するのは難しいのだろう。

英『Evening Standard』によると、ソン・フンミンはフィジカルが激しい環境にアジア人選手が対応できていないと感じているようで、それがプレミアリーグでプレイする選手が増えない原因と見ている。
「欧州、南米の選手の多くはアジア人選手よりもスピードがあって、パワーもある。国内リーグの競争力もアジアを上回っている。ここにアジアと欧州の大きな差があると思う。だからこそ他の選手よりハードワークしないといけないし、他の選手に聞いても僕と同じ答えを出すだろう。プレミアリーグで成功したアジア人選手がどれだけいるか?あまり多くない。パク・チソンはここで大きなインパクトを残したが、彼はチームのためにハードワークしていた」

「プレミアリーグでプレイするのは非常にタフなことだ。テクニック、メンタル、フィジカルの全てが100%揃っている必要がある。プレミアリーグはブンデスリーガよりもハードだ。ブンデスリーガには日本人選手や韓国人選手が多くいるけど、プレミアリーグでは多くない」

プレミアリーグはプレイスピードも速く、1対1の対応もかなりハードだ。ソン・フンミンもカウンターアタックに対応するだけのスピードを兼ね備えており、走ることの質を高めなければプレミアリーグで活躍するのは難しいのだろう。日本人選手もプレミアリーグで大成功を収めた選手は少なく、アジア人選手には向いていない環境と言えるのかもしれない。

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