広島、敵地・鹿島戦で白星奪取 自信を見せる城福監督「耐えられるチームになってきた」

広島の指揮官を務める城福監督 photo/Getty Images

選手も手ごたえを感じた試合

10日に明治安田生命J1リーグの第3節が行われ、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島が対戦。51分にDF和田拓也のゴールで均衡を破った広島が、敵地ながら鹿島を1-0で撃破し、開幕戦から見事3連勝を飾っている。

試合後、インタビューに応じた広島の城福浩監督は「今日も遠くから多くのサポーターが来てくれて、ベンチから見ても感動的だった。彼らと一緒に喜び合えて本当に良かった」と勝利の喜びを口にした。クラブの公式サイトが伝えている。

そして「過密日程の中、我々もそうだが、鹿島は(オーストラリアからの)移動も含めて相当厳しかったと思う。それでもやはり強かった。我々は今やれる守備をしっかりやって、よく我慢し、カウンターからチャンスを作った。遅攻のところで『もう少し』、『もう少し』と常に言っているが、それは時間がかかること。今やれることは選手はすべて出してくれたと思う。PKを含めて多少の運はあったかもしれないが、それを呼び寄せたのは、体を寄せたり、カバーしたり、最後のところで足を出したりした選手の気持ちが乗り移ったと思う。ここで満足することなく、また次の試合でこれを生かしていきたい」と試合を振り返った。
また「選手は手ごたえを感じてくれていると思う。崩れそうになった時に守備は何をしなければいけないのか、どういうリカバーをするのかは、共通意識を持ってできた。攻撃のところも狙いどころはハッキリしてきた」や「鹿島にこのスタジアムで勝つのは大変なこと。耐えられるチームになってきたという意味では、選手も手ごたえを感じた試合だった。何よりも強い鹿島に対して対等に戦い、我々が勝点3をもぎ取れたのは、選手を後押ししてくれる“自信”を持てる試合だったと思う」とコメント。強敵鹿島を撃破して3連勝を飾ったチームの成長に自信を見せている。

ただ一方で「攻守両方で主導権を握るという部分では、まだまだやっていかないといけない。一歩ずつ、牛歩のごとく前に進んでいけたらと思っている」や「勝点3を得ながら積み上げてこれているのはすごくありがたい。ただし、これから先は何が起こるか分からない。何も約束はされていない。今日の反省を生かして次に積み上げていくことしか我々にはできない」とも話しており、今後に気を引き締めつつさらなる飛躍を誓った。

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