復調の兆し見せるミラン、ガットゥーゾの“長期政権”に期待「10年間残って欲しい」

ガットゥーゾは名門ミランを復活させることができるのか photo/Getty Images

ガットゥーゾは最善の選択

ACミランのスポーツディレクターを務めるマッシミリアーノ・ミラベッリ氏は、ジェンナーロ・ガットゥーゾ体制の長期化を期待しているようだ。

今夏の移籍市場で大金を投じ、積極補強を行ったミラン。シーズンが開幕すると、4勝1敗で幸先の良いスタートを切ったものの、第6節から3連敗を喫するなど不振に陥る。その後も思うように勝ち点を積み上げることができず、補強に見合った結果を残すことができていないとして、昨季からチームを率いていたヴィンチェンツォ・モンテッラを11月末に解任。チームのレジェンドで、プリマヴェーラの監督をしていたガットゥーゾを昇格させた。

新体制になってからはスタートこそつまずいたが、ガットゥーゾの考えがチームに浸透し始めると、第19節以降ここ5試合負けなし(3勝2分)で復調の兆しを見せている。こういった状況の中、『RMC SPORT』のインタビューに応じたミラベッリSDが現体制などについて言及した。
まず、チームの現状について「まだ後悔するときではない。我々がいくつかの時間を失ってしまったのは事実だが、先はまだ長いからね。後悔はその後でしても遅くはない」とコメント。そして、現指揮官のガットゥーゾについて「私は彼が10年間、ミランに残り続けることを願っているよ」と述べた上で「我々はもう監督を交代するつもりはない。彼にミランのベンチを託したときに、決意を固めたんだ」と語っている。

さらに「モンテッラから交代させたとき、みなさんの目には賭けに見えたかもしれない。オーナーから可能な限り最高の指揮官を選択しろと言われた。そして、我々は長期政権を築けると思ったからガットゥーゾを選んだんだ」と明かした。

はたして、ガットゥーゾは愛するミランで長期政権を築くことができるのか。まずはセリエA後半戦の巻き返しに期待したい。

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