長友佑都をプレイさせるべき! クラブOBは日本代表DFを支持「インテルの中ではベスト」

インテルの長友佑都 photo/Getty Images

スパレッティは左サイドバックの序列を再考すべき

インテルに所属する日本代表DF長友佑都は、これまでも何度かポジションを失ったことがあった。しかし、今季のケースは珍しいパターンだ。

今季は開幕直後こそ新加入のダルベルト・エンリケに期待が集まっていたが、セリエAへの適応に苦労している隙に長友が左サイドバックのポジションを奪取。指揮官ルチアーノ・スパレッティも長友の能力を高く評価していた。

その後も長友は大きなミスをすることもなく安定したプレイを見せていたが、ここで当初構想外かと思われていたダヴィデ・サントンが登場する。サイドバックとしてはサイズのあるサントンが左サイドバックに入る機会が増え、長友はベンチに降格となってしまった。サントンが好調を維持していたとはいえ、長友の出番が激減してしまったのは何とも受け入れがたい。
そのサントンは先日のローマ戦でロングボールの処理を誤り、ステファン・エル・シャーラウィの得点に深く関わったとして批判を受けている。左サイドバックの序列を再考する段階にきているのは間違いないだろう。

伊『sky SPORTS』によると、クラブOBのジュゼッペ・ペルゴミ氏は長友をスタメンで出すべきとの意見を貫いている。同氏は以前から長友のことを評価していたが、サントンよりも長友の方が上との見方を改めて示している。

「私は常に言っているが、長友がプレイしないといけない。彼はインテルのサイドバックの中ではベストな存在で、ペリシッチを活かせる」

スパレッティはサイドバックの選手も積極的にオーバーラップさせるため、長友の上下動はそのスタイルに合っている。ローマ戦ではペリシッチが手でサントンに自身を追い越せと指示を出す場面もあり、サイドバックの攻撃参加はペリシッチの能力を活かすうえで重要な要素となる。長友はサントンよりも攻撃力の優れたサイドバックだが、スパレッティは現状を打開すべく左サイドバックの序列を再考すべきだろう。

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