ブラジルW杯での悪夢を振り返るネイマール 「あの怪我は最悪なもの。あと2cmずれていたら……」

スニガのタックルを受けて倒れるネイマール photo/Getty Images

チームも準決勝で完敗

現在ブラジル代表の王様になっているFWネイマールには、忘れられない4年前の悔しさがある。母国開催とあって気合十分で臨んだ2014ブラジルワールドカップ準々決勝のコロンビア代表戦で、ネイマールはDFファン・スニガのタックルを受けて腰椎を骨折。何とも残念な形でワールドカップが終了してしまったのだ。しかもネイマールを欠いたブラジルは準決勝でドイツ代表に1-7と完敗し、失意のまま母国でのワールドカップを終えることとなった。

スペイン『MARCA』によると、ネイマールはあの怪我がキャリア最悪の瞬間だったと改めて振り返っている。スニガのキックを腰に受けた際には想像を絶する痛みがあったようで、サッカー人生の終わりを覚悟したという。

「あの怪我はキャリアでもワーストのものだし、あの1週間は泣いたよ。両親が泣いているのも見たし、家族や友人もみんな悲しんでいた。あの時は脚を上げることができなかったし、動かせなかった。ドクターが僕を連れ出し、その時には泣いたよ。とても痛かったし、何も感じなかった。脚の感覚がなかったんだ。スタジアム内の病院でドクターたちは言った。歩くことができるのは良いニュースだと。あと2cmずれていたらキャリアは終わっていただろうとね」
あれから4年が経過しようとしており、ネイマールは2018ロシアワールドカップで悔しさを晴らそうと燃えていることだろう。チームも4年前より明らかに評価が高く、南米予選でも安定した戦いを披露していた。ネイマールも間違いなく成長しており、優勝候補筆頭に挙げられても不思議はないチームと言えよう。

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