まだクリスティアーノ・ロナウドがスポルティング・リスボンでプレイしていた頃、マンチェスター・ユナイテッドとの親善試合で眩い輝きを放ったのは有名な話だ。そのプレイに当時指揮官を務めていたアレックス・ファーガソン氏も驚き、その後の獲得に繋がった。
実際にプレイしていたマンUの選手たちもロナウドのクオリティに驚いたと言われているが、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏もその1人だ。スペイン『MARCA』によると、同氏はロナウドがあのロナウジーニョより良い選手になるかもしれないと感じたようで、クラブに獲得を勧めたことを明かしている。
「私はアレックスにこの青年を獲得すべきだと言ったよ。我々はちょうどロナウジーニョの獲得に失敗したところで、みんな失望があった。でも、我々はロナウドが彼をも超える選手になるかもしれないと思ったんだ」
ロナウジーニョは2003年にPSGからバルセロナに移籍したが、マンU入りにも近づいていたことを明かしている。ロナウジーニョの方がバルセロナで爆発するのが早かったが、ロナウドもファーディナンド氏の期待通りに成長し、世界最高の選手の1人と言われるまでに至った。
ロナウドはマンUでもリーグ制覇やチャンピオンズリーグ獲得など輝かしい成績を収め、ファーディナンド氏もチームメイトとしてそれを経験している。当時はファーディナンド氏以外にもロナウド獲得を勧めた選手がいたようだが、同氏の目は正しかったと言えるだろう。