「愛すべきワンダーキッド」復活へ マタがアモリム監督との関係修復を提言

去就不透明なラッシュフォード Photo/Getty Images

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クラブ生え抜きの去就に注目

かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレイしたフアン・マタが、マーカス・ラッシュフォードの再起を願っている。『The Athletic』に対し、同選手は「ラッシュフォードが再びユナイテッドで輝くことができれば、クラブと本人の双方にとって“ウィン・ウィン”になる」と語った。

27歳のラッシュフォードは、昨季後半戦をアストン・ヴィラへレンタル移籍。しかし、同クラブは完全移籍に踏み切らず、現在のラッシュフォードはかねてより希望していたバルセロナ移籍を目指しているという。

しかしながら、リヴァプールのルイス・ディアスの獲得にも関心を示しており、財政的に厳しいクラブ状況を踏まえると、ラッシュフォードへの本格的なオファーが届くかは不透明である。また、バイエルン・ミュンヘンも獲得候補に挙がっているが、ユナイテッドでの高額給与が移籍の障壁になっていると報じられている。
こうした状況の中で、マタは監督のルベン・アモリムとの関係修復を経て、クラブ復帰が実現する可能性に期待を寄せた。

「彼の初練習を今でも覚えている。私は“ワンダーキッド”と呼んでいた。最高の時は、彼一人で試合を決めることができた」とマタは振り返る。「彼が幸せになり、ユナイテッドでプレイを楽しめるなら、それはクラブにとっても本人にとっても理想的な形だ」

しかし、現実は厳しい。今夏加入したマテウス・クーニャに背番号を譲り、ジェイドン・サンチョ、アントニー、アレハンドロ・ガルナチョ、タイレル・マラシアらとともに“戦力外”の扱いを受けているためであり、クラブは今夏の売却を画策している。

一方、ストックホルムで行われるリーズ・ユナイテッドとの親善試合を皮切りに、ユナイテッドはアメリカ遠征も予定している。プレミアリーグ・サマーシリーズでウェストハム、ボーンマス、エヴァートンと対戦する。

このツアーにもラッシュフォードが同行する可能性は極めて低く、マタの願いが実現するには、いくつもの障壁が残されている。

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