三笘、上田、南野ら主力組不在の日本の方が怖い? 豪州代表DFがサムライブルーを警戒する理由「スターとされる選手たちが不在なのは余計にしんどい」

日本と対戦するオーストラリア代表 photo/Getty Images

初招集組は森保監督へのアピールに燃えているはず

5日、日本代表は2026ワールドカップ・アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する。すでにワールドカップ出場を決めている日本に対し、オーストラリアは苦しい戦いを強いられてきた。

現在はグループCの2位につけているが、3位サウジアラビアとは3ポイント、4位インドネシアとは4ポイント差と、まだまだ安心できる状況ではない。オーストラリアは今月日本に続き、10日にはサウジアラビアと対戦することになっており、この6月シリーズは極めて重要なのだ。

代表メンバーの1人であるベテランDFミロシュ・ゲネデクは、日本との戦いが難しいものになると警戒している。今回の日本は予選通過を決めていることもあり、ブライトンFW三笘薫、スタッド・ランスFW伊東純也、ボルシアMG所属DF板倉滉、モナコFW南野拓実、フライブルクMF堂安律、セルティックFW前田大然、MF旗手怜央、スポルティングCP所属MF守田英正、フェイエノールトFW上田綺世ら一部主力がメンバーから外れている。

代わりにブリストル・シティFW平河悠、柏レイソルMF熊坂光希、FC東京MF俵積田晃太、ファジアーノ岡山MF佐藤龍之介ら初招集選手が入っており、一見すればオーストラリア代表にとってチャンスかもしれない。

しかし、ゲネデクは逆に難しい戦いになると予想。2026ワールドカップのメンバー入りへ、初招集の若い選手たちが本気で向かってくると考えているからだ。

「正直、日本のスターとされる選手たちが不在なのは余計にしんどいことだよ。Jリーグか、欧州でプレイしているかは関係なく、経験の浅い選手たちは監督に自分のことを売り込みたいだろうからね。簡単な試合にはならないし、日本は他のゲーム以上に真剣に臨んでくるはずだよ。日本にBチームやAチームなんてものはない。日本は1つのチームであり、彼らがいかに優れているかは誰もが知っている」(『The West』より)。

ワールドカップまで1年となり、選手たちはアピールに燃えている。そこはゲネデクの予想通り、激しいサバイバルとなっていくだろう。オーストラリアにとっては別の意味で難しいゲームとなるかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.305 欧州クライマックス

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ