イタリア代表は2030W杯へ何を変えていけばいい? イタリアの名将アンチェロッティは攻撃だけが全てではないと指摘「失点を減らすことも大事」

イタリアの名将アンチェロッティ photo/Getty Images

伝統の守備を取り戻すべし

3大会連続でW杯出場を逃したイタリア代表はどう立て直せばいいのか。以前に比べてタレント力は落ちたかもしれないが、イタリアサッカー界からは今も優秀な指揮官は出てきている。

その中でも長らくトップを走ってきたのがカルロ・アンチェロッティだ。アンチェロッティは今のイタリアに欠けている要素がいくつかあるとしながらも、攻撃だけが全てではないと主張。イタリア伝統の守備も大事な要素になると語る。

「世界との根本的な違いはスピードだ。肉体的なスピードだけでなく、判断力、プレイへの関与、強度などね。イタリアのサッカーはそれらを失っている。また、安定性も失った。戦術に集中しすぎたことで、築いてきた本来の強みが歪められてしまった」
「偉大な外国人選手はもうセリエAに来ない。他国では多額の放映権料、有力な投資家の存在もあり、より魅力的な市場が形成されている。マラドーナ、プラティニ、ロナウド、ロナウジーニョといったかつてのスター選手はもういない。若いイタリア人選手は誰から学ぶんだろうね?」

「我々はクラブと代表に成功をもたらしてきた守備的なメンタリティを取り戻すことだ。そうしないと苦しみ続けることになる。サッカーは相手より多く得点するだけでなく、失点を減らすことも大事なのだから」(『Il Giornale』より)。

イタリア・セリエAでは攻撃面の物足りなさを指摘する声も多いが、それだけがサッカーではないということか。伝統の守備で渋く勝っていく道もあり、イタリアサッカー界は2030W杯出場へ道を見つけなければならない。

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