ホイルンド、ザークツィー、アントニーらマンUは補強ターゲットが間違っていた? ウルブズから獲得したクーニャが期待される理由

ウルブズで活躍してきたクーニャ photo/Getty Images

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プレミアで実績があるのは心強い

巻き返しを目指すマンチェスター・ユナイテッドは、今夏の市場で早くも新戦力を確保した。ウォルバーハンプトンからブラジル代表FWマテウス・クーニャを獲得したのだ。

この動きを歓迎するのが英『Manchester Evening News』だ。まだクーニャがマンUで成功できると決まったわけではないが、クーニャは2023-24シーズンにプレミアで12ゴール7アシスト、今季は15ゴール6アシストを記録するなど、プレミアの舞台できっちりと結果を出している。ここは信用できるポイントだろう。

同メディアは、近年のマンUが国外から選手を獲得するケースが多かったと振り返っている。ここ5年ほどを振り返ると、2020年にはアヤックスからMFドニー・ファン・デ・ベーク、翌年にはドルトムントからFWジェイドン・サンチョ、レアル・マドリードからDFラファエル・ヴァラン、2022年にはアヤックスからFWアントニー、DFリサンドロ・マルティネス、レアル・マドリードからMFカゼミロ、フェイエノールトからDFタイレル・マラシア。
2023年はアタランタからFWラスムス・ホイルンド、インテルからGKアンドレ・オナナ、昨年はリールからDFレニー・ヨロ、パリ・サンジェルマンからMFマヌエル・ウガルテ、バイエルンからDFマタイス・デ・リフト、ノゼア・マズラウィ、ボローニャからFWジョシュア・ザークツィーと続く。

アントニーやホイルンド、サンチョといった選手の獲得には多額の資金を投じているが、いずれもヒットしていない。サンチョの場合はイングランド人選手ではあるが、プレミアで実績を残していたわけではない。やはりプレミアの環境は独特なのか、国外からやってきた選手がいきなり結果を残すのは難しいのかもしれない。

2023年にチェルシーから獲得したMFメイソン・マウントが怪我続きの苦しい日々を過ごしていることもあり、プレミアのクラブから獲得した選手が絶対にヒットすると決まったわけではない。しかし近年を振り返ると、欧州トップリーグでの実績がまだまだ少なく、プレミア未経験だったアントニーやホイルンド、ザークツィーといった選手に高額な移籍金を払いすぎていたのかもしれない。

その点チームが苦戦していた中でもプレミアで結果を出してきたクーニャは信頼できそうだが、この補強は当たるだろうか。

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