挑戦者ユッタポンが武居は「ガードがよくない」と弱点指摘 八重樫トレーナーは「そんなことはデビュー戦からわかっている」と意に介さず

挑戦者ユッタポンの言葉に反論した八重樫氏 photo/Getty Images 

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5・28に対戦

2025年5月28日に横浜BUNTAI で行われるボクシングWBO世界バンタム級タイトルマッチで王者・武居由樹に挑戦する同級8位ユッタポン・トンデイ が横浜市内のジムで練習を公開した。

ユッタポンは、シャドーやミット打ち、サンドバッグ打ちで軽快な動きを披露。コンビネーションも打ち込み、順調な仕上がりをアピールした。

その後、取材に応じた挑戦者は「ベルトを獲るために来日した。考えているのはKOのみ。チャンピオンベルトは今後タイに移ると思う」とベルト奪取に自信をのぞかせると、「もちろん武居の研究も十分にした。ガードがあまり良くないという弱点がある」と指摘するほどの余裕も見せた。
この両者の対戦は一度、昨年12月に予定されていたものの、武居の右肩関節唇損傷により中止となっていた。仕切り直しとなったために、ユッタポンにとっては、24年6月以来、約1年ぶりの試合となる。

試合間隔が空いたユッタポンではあるが、10歳になる前からムエタイを経験してきたファイターでもあり、実践経験は約1000試合に上るとも言われている。アマチュアボクシングでも200試合以上を行ったとされ、プロ転向後は、キャリアで一度もダウン経験がない強敵だ。

対する武居陣営もユッタポンの練習を視察。トレーナーを務める八重樫東氏は、弱点を指摘されたことについて「そんなことはデビュー戦から分かっていること。世界王者だとして狙われる立場だから、相手はウィークポイントを分析してくるのだろう。武居のガードが高かったら、ただのボクサー。逆にそれが良さでもある」と語った。

果たして弱点を言い当てた強敵に対し、王者・武居はどう迎え討つのか注目だ。

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