保険料だけで約151億円!? ベイルの契約書流出で移籍にかかった実際の費用が明らかに

レアル時代のベイル氏 Photo/Getty Images

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衝撃の契約内容

ガレス・ベイル氏が2013年にトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリードへ移籍した際の“本当の金額”が、流出文書によって明らかとなった。『SPORTbible』は過去の報道を引用し、この移籍が当時世界最高額とされたクリスティアーノ・ロナウドの獲得費用を上回っていた可能性を報じている。

移籍当初、ベイル氏の獲得には約7,800万ポンドが支払われたとされていた。しかし流出文書によれば、実際の総額は約9974万ユーロ(約163億円)で、2013年の為替レートでは約8513万ポンドに達し、ロナウド氏の8,300万ポンドを超えていたという。支払いは4回に分けられ、最初の2493万ユーロが10営業日以内に支払われ、残りも1年おきに分割されていたようだ。

さらに驚くべきは「保険料」である。同紙によると、ベイル氏は7,800万ポンド(約151億円)で保険契約が結ばれていた。クラブ会長のフロレンティーノ・ペレス氏はこれについて「事故に対する生命保険のようなもの。ベイルは彼の価値と同額で保険に入っている」と語ったとされる。
この巨額な投資は結果的に実を結んだ。ベイル氏はレアル・マドリードで公式戦258試合に出場し、106ゴールを記録。チームを5度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝、3度のラ・リーガ制覇に導いた。2022年に退団するまでに、歴史に残る活躍を数多く残した。

ベイル氏の退団発表時には「キエフでのあのオーバーヘッド、リスボンでの決勝のヘディング、そしてコパ・デル・レイでのバルセロナ戦の独走。どれも忘れられない」とペレス氏もその功績を称えている。

ベイル氏自身も退団時に「夢が現実となり、それ以上のものだった。このクラブの歴史の一部となれたことは、決して忘れることのない経験だ」と振り返った。しかし、ロナウドより移籍金高いことが当時からわかっていたら、ベイル氏に対する評価も変わっていたかもしれない。

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