伝説の監督ファーガソン氏の一日限りの現場復帰が決定! 教え子の引退試合でベンチ入りを約束

現在83歳のサー・アレックス・ファーガソン氏 photo/Getty Images

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ユナイテッドで師弟関係

かつてフィオレンティーナやイタリア代表で活躍し、2023年7月に現役引退を発表したジュゼッペ・ロッシ氏の引退試合が3月22日に行われることになり、その試合で同氏の恩師であるサー・アレックス・ファーガソン氏が監督を務めることが決まったとドイツ紙『Sport Bild』が伝えている。

ロッシ氏は2004年にパルマの下部組織からマンチェスター・ユナイテッドに移籍。ここで当時ユナイテッドで指揮を執っていたファーガソン氏の指導を受けた。しかし、クリスティアーノ・ロナウドらが所属していた当時のユナイテッドでは出場機会に恵まれず、ニューカッスルやパルマへの期限付き移籍を経て2007年夏にビジャレアルへ移籍した。

その後は前十字靭帯断裂などの大怪我とも闘いながらフィオレンティーナ、ジェノアなどを渡り歩き、最後に在籍したセリエBのSPALで2022-23シーズン終了後に引退を発表。19年にわたるプロ生活に終止符を打った。
アントニオ・カッサーノ氏やガブリエル・バティストュータ氏ら親交のある元選手達が続々と引退試合への参加を表明する中、ロッシ氏は自身がプロ生活を始めた最初のクラブで監督だったファーガソン氏にベンチ入りを依頼したところ、すぐに承諾の連絡を得られたという。

「彼は、僕が17歳でユナイテッドと契約した時の監督であり、僕のキャリアの中で最初の監督でもあった。僕は彼と一緒に仕事をしたのは3年だけだったし、僕は少ししか試合に出れなかった。でも、彼は即座にイエスと言ってくれた。そのことは、彼がどういう人間かというのを表していると思う」(ドイツ紙『Sport Bild』より)

ファーガソン氏はユナイテッドで27年間にわたって指揮を執り、2013年夏に退任するまでプレミアリーグ優勝13回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝2回をはじめ数多くのタイトルを獲得。同クラブの黄金期を築いた。

3月22日の引退試合ではロッシ氏の最後の雄姿だけでなく、久々にタッチライン際に立つファーガソン氏にも大きな注目が集まることだろう。

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