欧州カップ戦では“14年ぶり”のゴール UECLで起きた名勝負に決着をつけたのはモンテネグロのベテランFWだった

オリンピアコスでプレイするヨヴェティッチ photo/Getty Images

欧州カップ戦では2009年以来となるゴール

チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに次ぐ第3の欧州カップ戦となっているカンファレンスリーグに関しては、まだまだ注目度が上がり切っていないところがある。先週はCL、ELと同じくカンファレンスリーグもベスト16の戦いが展開されていたのだが、話題になる機会はあまり多くない。

しかし、今回のカンファレンスリーグ・ベスト16では非常にスペクタクルなゲームがあった。イスラエルのマッカビ・テルアビブVSギリシャの名門オリンピアコスの一戦だ。

元アイルランド代表FWロビー・キーンが指揮するマッカビ・テルアビブは、イスラエルの国内リーグ首位を走る強豪だ。オリンピアコスとの1stレグでは、アウェイにも関わらず4-1のスコアで快勝。ベスト8進出は堅いかと思われた。
しかし2ndレグではオリンピアコスが逆襲。逆に4-1と巻き返し、2戦合計スコアを5-5のタイとしたのだ。試合はそこから延長戦に突入し、93分にオリンピアコスが決勝ゴールを挙げる。決めたのは、34歳を迎えているモンテネグロのベテランFWステファン・ヨヴェティッチだ。

これまでフィオレンティーナやモナコ、マンチェスター・シティなど多くのクラブを渡り歩いてきたヨヴェティッチは、昨夏よりオリンピアコスでプレイしている。スタメン組というわけではないが、今回のマッカビ・テルアビブ戦でも途中出場から決勝点を記録。オリンピアコスはさらにもう1点加え、大逆転でのベスト8入りを決めている。

舞台はカンファレンスリーグだが、このゴールはヨヴェティッチにとっても特別だ。というのも、ヨヴェティッチが欧州カップ戦でゴールを決めるのは2009年以来14年ぶりのことだからだ。当時のヨヴェティッチはフィオレンティーナでプレイしており、2009年3月にチャンピオンズリーグ・ベスト16でバイエルンと対戦。2ndレグで2ゴールを挙げる活躍を見せていた。

これがヨヴェティッチにとって欧州カップ戦での最後のゴールとなっていたのだが、今回のマッカビ・テルアビブ戦でその流れに終止符を打つことになった。

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