度重なる怪我人の穴をカバーした影のMVP リヴァプール “最古参”となったジョー・ゴメスの重要性

複数ポジションをこなしたゴメス photo/Getty Images

3つのポジションでプレイ

現在プレミアリーグで首位に立ち、カラバオカップでも決勝進出を決めているリヴァプール。

4冠の可能性も期待されるリヴァプールだが、ジョエル・マティプ、アンドリュー・ロバートソン、コスタス・ツィミカス、トレント・アレクサンダー・アーノルドが怪我をするなど、ディフェンスラインの怪我人が続出した時期もあった。

1月の移籍でディフェンスラインの補強が急務と騒がれたこともあったリヴァプールだったが、この穴をカバーしたのがDFジョー・ゴメスだ。CBが本職のゴメスではあるが、今季はCBで3試合、右SBで15試合、左SBで10試合に出場しており、怪我人が多発したSBの起用が多い。
3つのポジションをこなすゴメスを英『Daily Mail』は、「ジョー・ゴメスはリヴァプールで最も長くプレイし、アンフィールドのおなじみの人物の1人となったが、今季の万能DFは高いポテンシャルを発揮している」と称賛している。

ゴメスは2015年にリヴァプールに加入。現監督のユルゲン・クロップ政権の下で最も長くプレイしており、今ではリヴァプールの最古参となった。怪我に苦しむシーズンや、CBとして定位置確保に悩むシーズンもあったが、今季は重要な存在として躍動。

慣れないサイドバックでも好パフォーマンスを見せており、度重なる怪我人の穴をカバーしたゴメスは影のMVPと言えるだろう。

クロップが今季限りでリヴァプール退団を発表したことで大きな話題となっているが、最古参のゴメスにはリヴァプールでの初ゴールも期待したい。ここまでリヴァプールで公式戦202試合に出場しているものの、得点のないゴメス。クロップ・リヴァプールを最も知る男はクロップの下で初ゴールを挙げることができるのかも注目だ。

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