「大金をはたいたのにユナイテッドは何も変わっていない」 赤い悪魔は今季もトップに立てないのか

オナナも今夏の新加入選手のひとり photo/Getty Images

グレアム・スーネス氏が批判

プレミアリーグでは2試合が終わったが、連勝できたのはブライトン、マンチェスター・シティ、アーセナルのみ。リヴァプール、トッテナム、チェルシー、ニューカッスルなども連勝を挙げることはできていない。

マンチェスター・ユナイテッドも1勝1敗で、好スタートを切ったとは言い難い。元リヴァプールなどのグレアム・スーネス氏は『Daily Mail」のコラムで「巨額の資金を費やしたが、なにも変わっていない」と厳しく批判している。

「今年の彼らが昨年よりも良くなっているとは思えない。これまで見てきたことからすると、今ならプレミアリーグやCLで優勝できると考えるユナイテッドファンはいないだろう」
「アンドレ・オナナには4700万ポンドが支払われた。今のこだわりは、足元でボールを扱うのがうまいキーパーを置くことだ。彼はそんなふうに見えるが、こんにちの試合ではキーパーはとても難しい。私は、彼がミスをすると予想している」

「そしてセンターバックの大多数は、自分から18ヤードのボックス内でボールを受けることに対して、決して快適に感じていないと思う。即座にプレスをかけられ、チームメイトにパスを出さなければいけないが、そのプレッシャーのもとでも喜んでボールを奪い、必要なパスレンジを持っているフィルジル・ファン・ダイク(のような存在)はほとんどいない」

また、スーネス氏はブルーノ・フェルナンデスやカゼミロといった中盤の選手たちの働きが不十分であるとし、ジェイドン・サンチョやアントニーといったウイング陣は「普通」であると切り捨てた。

オナナやメイソン・マウント、ラスムス・ホイルンドといった新戦力にお金をかけたものの、マウントは離脱、ホイルンドもコンディションが整わない状態での加入だったため未だリーグデビューしていない。さすがに2試合で判断するのは早計ではないかとも感じるが、ユナイテッドはここから昨季と違う姿を見せてくれるだろうか。

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