ドイツでは屈辱の“0ゴール” 苦しんだ若きアメリカのエース候補がエールディヴィジで掴んだ成功

フローニンヘンで結果を出したペピ photo/Getty Images

チームが2部へ降格する中で12ゴールと奮起

昨年冬、アメリカ期待の若きストライカーが欧州へと羽ばたいた。

国内のFCダラスで結果を出したFWリカルド・ペピ(20)だ。

2021年にはA代表デビューも果たしているヤングスターで、選んだ移籍先はドイツのアウグスブルクだ。アメリカは2026年のワールドカップをメキシコ、カナダとの3国共催で行う予定となっており、若手の育成にこだわってきた。MLSから欧州へ向かうペピにも大きな期待がかかっていたのだ。
しかし、ペピはアウグスブルクでまさかの16戦ノーゴールと大苦戦。欧州5大リーグは甘くないことを痛感させられた。

事態を打開すべく、今季からはオランダ1部のフローニンヘンへとレンタル移籍。残念ながらフローニンヘンは2部への降格が決まってしまったが、ペピ個人は12ゴール3アシストと見事な成績を残している。

ペピは20歳と118日でエールディヴィジ15ゴールに関与することになったわけだが、データサイト『Opta』が重ねたのは同じフローニンヘンで活躍したウルグアイ代表FWルイス・スアレスだ。

スアレスは2006-07シーズンにエールディヴィジで10ゴール6アシストの成績を残している。このシーズン以降では、ペピはフローニンヘン最年少での15ゴール関与プレイヤーだという。

2026年のワールドカップでアメリカ代表のエースになれるのか。次は5大リーグで結果を出したいところで、ペピのオランダ武者修行は見事に当たった。

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