マウントもバイエルンに引き抜かれてしまう? 早速表れている“トゥヘル効果”がチェルシーの懸念材料に

すでにバイエルンでトレーニングを行っているトゥヘル監督 photo/Getty Images

元同僚や教え子との共闘を望んでいる

昨年9月にトーマス・トゥヘル監督を解任したチェルシーは、グレアム・ポッター監督を新たな指揮官に任命した。しかし、現在彼らはリーグ10位と思うような成績を残すことができていない。直近の公式戦4試合は3勝1分と徐々に立て直してきてはいるが、一時はポッター監督の解任も囁かれたほどだ。

そんな状況にあるチェルシーに元指揮官トゥヘル監督の影響が及ぼうとしている。

チェルシーを去って以降フリーとなっていたトゥヘル監督は、つい先日ユリアン・ナーゲルスマン監督の後任としてバイエルン・ミュンヘンの指揮官に就任した。英『The Telegraph』によると、トゥヘル監督はチェルシー時代に共に戦ったアンソニー・バリーコーチをバイエルンに迎え入れたいと考えているようで、現在バイエルンとチェルシーが交渉を行っている最中だという。バリー氏もトゥヘル監督と再会することを望んでおり、事態が収束するまでの間はチェルシーでの仕事を控えるようだ。
さらに英『The Times』によると、バイエルンはチェルシーのMFメイソン・マウントの獲得にも興味を示している。

トゥヘル監督の下でチャンピオンズリーグ制覇も経験したマウントは、チェルシーとの契約期間が来季限りとなっており、契約延長交渉も滞っている。チェルシーは少なくとも5000万ポンド(約81億円)の移籍金を要求するだろうと同メディアは伝えているが、クラブ生え抜きの主力ということを踏まえれば、5000万ポンドはあくまでも最低ラインとなるはずだ。

フランク・ランパード政権時からチェルシーを支えてきたバリー氏だけでなく、マウントも引き抜かれるとなればチェルシーファンは黙っていないだろう。新オーナーの下で改革中のチェルシーだが、こういった問題を上手く対処していくことができるか。

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