マンUにやってきた“7年前”の期待は大きかったが…… ガラスのCBとなったバイリーの未来はどうなる

マルセイユにレンタル移籍しているバイリー photo/Getty Images

今季も一発レッドを受けるなど不十分なシーズンに

2016年、当時ジョゼ・モウリーニョが指揮していたマンチェスター・ユナイテッドでセンターバックの柱になると期待されていたDFエリック・バイリーのキャリアは予想と異なるものになった。

不運だったのは度重なる怪我だ。高い身体能力は大きな武器の1つだったが、とにかく怪我が多い。プレミアリーグで20試合以上に出場できたシーズンは加入初年度の2016-17シーズンのみで、怪我が足を引っ張ってしまった。

今季はマンUからマルセイユにレンタル移籍しているが、そこでも負傷離脱していた期間があった。さらに今年1月には国内カップのイェール戦で危険なタックルを仕掛けてしまい一発退場に。7試合の出場停止処分を受けることになり、マルセイユでの今季も思うようには進んでいない。
仏『L'Equipe』によると、マルセイユ側もバイリーを主力とはカウントしていないようで、マンUから完全移籍で買い取る考えはないという。出場停止が明けてからもポジションが固定されているわけではなく、3月に入ってからのレンヌ戦とストラスブール戦もベンチスタートだ。

ビジャレアルでブレイクした時期が早かったこともあり、バイリーはまだ28歳だ。怪我がなければ現在のマンUでもラファエル・ヴァランやリサンドロ・マルティネスたちとポジションを争えたはずで、それだけの能力は備えていた。

現状は想像していたものとは異なるが、バイリーのキャリアはどうなっていくのか。マンUでも構想に入るのは難しいはずで、今後のキャリアは読みづらくなっている。

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