モナコを離れて5年。フランス代表の主力としてワールドカップへ向かうイメージもあったかもしれない。
想像以上に苦しい5年間を過ごしているのは、28歳のフランス人MFティエムエ・バカヨコだ。
バカヨコは2014年から3年間モナコでプレイしており、2016-17シーズンにはリーグ制覇とチャンピオンズリーグ・ベスト4入りにも貢献した大型守備的MFだ。
当時のモナコからは多くのスタープレイヤーが誕生しており、FWキリアン・ムバッペ、MFベルナルド・シウバ、ファビーニョなど、ビッグクラブへと続々ステップアップした。
バカヨコもその1人で、2017年の夏にはチェルシーと契約を結んでいる。チームに同じフランス人MFエンゴロ・カンテがいたことから、カンテとバカヨコの強力ボランチコンビが誕生するなんて期待もあった。
しかし、バカヨコのキャリアはここから迷走した。チェルシーではインパクトを残せず、ミラン、ナポリ、昨夏からは再びミランと、レンタル移籍を継続するキャリアに。ミランへのレンタルは2年契約で、今季がその2年目だ。しかしここまで出番はゼロで、所属元のチェルシーでも居場所がないのは明らかだ。
伊『Milannews.it』はバカヨコが状況を変えることを望んでおり、新しいクラブへの移籍を検討していると取り上げている。
ここまでフランスA代表でのプレイはたった1試合だ。今年のワールドカップメンバーにも入ることはなく、バカヨコの輝きはモナコ時代の5年前がピークとなってしまっている。来夏には状況を変えたいところだが、何とか出番を確保できるクラブを見つけたい。