アーセナルの後半失速問題は解決したか? プレミア第14節の相手は曲者ノッティンガム・フォレスト。首位陥落の可能性も

ノッティンガム・フォレストと対戦するアーセナル photo/Getty images

冨安は4試合連続スタメンとなるか

22-23シーズンの10月はリーグ戦と欧州のコンペティションが並行して開催されており、アーセナルのようなビッグクラブは過密日程に苦しめられている。実際に今季のアーセナルはプレミアリーグとELを戦っており、週2試合の難しいスケジュールをこなしている。

そのためかアーセナルの調子は落ちてしまっている。兆候が表れたのは16日開催のリーズ・ユナイテッド戦で、このゲームには勝利したが、後半リーズの猛攻に苦しめられた。続くサウサンプトン戦ではついに勝ち点を落としている。リーズ戦同様に前半に先制するも、後半追い付かれてしまった。

ここで複数の海外メディアではアーセナルに対するある疑問が浮上した。それが後半のパフォーマンス低下だ。リーズ戦、セインツ戦はどちらも前半に先制したが、後半試合をコントロールすることができず、セインツ戦では失点を喫した。
そんな疑惑が浮上し臨んだELグループステージPSV戦では2-0で敗れることに。控え組を先発に組み込んだターンオーバーを行ったが、これが上手くいかず今季2回目の敗戦に。

このようにアーセナルは調子を落としており、海外メディアは揃って選手層の薄さが原因だと主張している。確かに今季のミケル・アルテタ監督の起用の傾向を見ると、先発の固定化が見られる。

そんなアーセナルは30日にホームでノッティンガム・フォレストと対戦する。ノッティンガム・フォレストは昇格組であり、今夏移籍市場での大型補強が話題となった。ここまではリーグ最下位とそれほど成果は出ているように見えないが、前節はリヴァプールを破っている。今季のリヴァプールは不調だが、マンチェスター・シティを倒すなど力のあるチームであり、そんなリヴァプールを倒したとなればノッティンガム・フォレストも侮れない相手だ。

リーグテーブルではアーセナルの下にいたシティは先にリーグ戦を消化しており、勝ち点29でリーグ首位に立っている。アーセナルは勝ち点28で2位となっており、ノッティンガム・フォレスト相手に不覚をとれば首位陥落となる。

続く低調なパフォーマンスから抜け出したいアーセナル。後半に失速してしまう問題も解決できておらず、ノッティンガム・フォレスト戦の結果で今後優勝争いに食い込めるかが決まるだろう。

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