“NEXTファン・ダイク”はいよいよベールを脱ぐ チェルシー離れてオランダで始める怪物DFへのキャリア

フォレンダムでプレイするムブヤンバ photo/Getty Images

ファン・ダイクの後継者となれるか

今季序盤戦だけで判断することはできないが、ここ最近はリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクのパフォーマンスが怪しいと指摘されている。ファン・ダイクも31歳を迎えており、オランダ代表としても後継者を見つけておきたい。

マタイス・デ・リフトもその候補者ではあるが、将来的にデ・リフトの相棒になるような逸材が欲しい。

やはり期待したくなるのは、195cmのサイズを誇る20歳のDFザビエル・ムブヤンバだ。
2019年にU-19オランダ代表の一員としてデビューしているムブヤンバは、そのサイズ感からNEXTファン・ダイクと呼ばれてきた。2019年にはバルセロナと契約を結んだこともあり、10代の頃から話題を集めてきた選手なのだ。

しかし、そこからのステップアップが思うように進まなかった。1年後にはチェルシーと契約したものの、トップチームでの出番はゼロ。昨季もU-23のカテゴリーで経験を積む日々だった。

そのムブヤンバは、今夏にオランダ・エールディヴィジのフォレンダムと契約を締結。上位チームというわけではないが、ムブヤンバは現在6試合連続フル出場中だ。念願だったトップチームでの戦いで、新たな一歩を踏み出すことができた。

英『The Sun』によると、ムブヤンバはエールディヴィジ挑戦についてこう語っている。

「多くの人はチェルシーからフォレンダムへ向かうのはステップダウンと言うが、僕はステップアップと見ている。U-23のカテゴリーからエールディヴィジへ向かうことになった。たくさんプレイすれば、成長できる。それは本当だ。ここで3シーズンほどプレイしたい。エールディヴィジの頂点へとステップアップするのを望んでいるんだ」

アヤックスで評価を高めているユリエン・ティンバーも今ではオランダ代表の常連メンバーとなりつつあり、ムブヤンバもエールディヴィジで結果を出せばA代表から声がかかるだろう。ワールドカップ後にはオランダ代表も積極的に若手を試していくはずで、ムブヤンバのデビューもそれほど時間はかからないかもしれない。

エールディヴィジでのプレイを経てムブヤンバはワールドクラスのDFとなるのか。10代の頃より騒がれてきた逸材がいよいよベールを脱ぐ。

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