20歳でバイエルンのレギュラーに定着も…… ケガに泣かされ“ガラスの天才”となった元ドイツ代表DF、33歳の若さで引退を表明

若くして主力の座を勝ち取った photo/Getty Images

ドイツ代表としてW杯出場も経験

バイエルンのアカデミーで育ちトップチームのレギュラーとしても戦い、5度のブンデスリーガ獲得も経験したセンターバックが現役を引退した。昨年まではスイスでプレイしていたホルガー・バトシュトゥバーだ。

アカデミーではトーマス・ミュラーとともにトップへと昇格し、20歳でプロデビューを果たすと2009-10シーズンにはブンデスリーガ33試合に出場して優勝に貢献。UEFAチャンピオンズリーグでも決勝に進出するなど、若くしてバイエルンの最終ラインに君臨する。2010年には南アフリカワールドカップにも出場してドイツ代表でも活躍した。

しかし2012年に右膝の前十字じん帯を断裂して長期離脱すると、その後も度重なるケガでチームを離脱。バイエルンの主力に返り咲くことはできず、2017年にチームを退団した。その後はシュツットガルトでプレイして昨季はスイスのFCルツェルンでレギュラーとして公式戦18試合に出場。しかし12月に契約を解除し、フリーの状態が続くと、自身のTwitterにて33歳の若さで引退することを発表した。
若くしてバイエルンの主軸となり、ワールドカップも経験したバトシュトゥバーだが、ケガに泣かされたシーズンは多かっただろう。自身も「もちろん、もう少し深刻なケガがなければよかったのにとも思う」とつぶやいており、ケガへの悔しさを吐露。それでも「達成してきたことへの喜びは本当に大きなものだ。全てに感謝しているよ」と自身のキャリアについて振り返った。

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