古典的なイングランドスタイルからの脱却に成功? コンパニ監督就任で生まれ変わった新生バーンリーに刮目せよ

22-23シーズンの開幕戦を勝利で終えたバーンリー photo/Getty images

今季の注目クラブである

監督が代わればそのクラブのサッカーも変わる。

今季からイングランド2部で戦うバーンリーのことだ。2012年から2022年の昨季までショーン・ダイチがチームを率いており、そのスタイルは古典的なイングランドスタイルだった。カウンターやセットプレイを最大の強みとしており、ロングボールで前線までボールを運び、クロスからゴールを狙う。堅守速攻を武器に長くプレミアリーグを生き抜いており、14-15シーズンから21-22シーズンまでイングランドのトップカテゴリーで戦った。

しかし昨季は18位と降格することに。ダイチもシーズン途中で解任されており、今季から心機一転、新たなチームで戦っている。

その指揮を任されたのが、ヴァンサン・コンパニだ。現役時代はマンチェスター・シティでセンターバックを務めており、アンデルレヒトで監督業をスタートさせた。

そのコンパニのスタイルはシティ時代の指揮官であるジョゼップ・グアルディオラから大きく影響を受けたポゼッションスタイルだ。後方から丁寧にボールを運び、ゴールを狙う。ビルドアップが整備されたチームで前体制とはスタイルが大きく異なる。さらに2部降格となったことでボウト・ベクホルストやドワイト・マクニール、ニック・ポープらが新天地を求め移籍しており、チームの姿は大きく変化している。

そんなバーンリーは30日、チャンピオンシップにてハダースフィールド・タウンとの開幕戦に臨み、1-0で勝利を収めた。

その際披露した戦い方が話題になっている。それがアンデルレヒト時代にコンパニが見せたボールを保持し主導権を握るサッカーだ。実際にポゼッション率は70%と高く、長くボールを支配した。

特に印象的だったのがアタッキングサードでの崩しだ。前線に人数をかけて動きを加え、崩しを狙う。前体制では見られる回数が少なかった攻撃であり、コンパニが手を加えたことがよくわかる。イアン・マートセンの先制ゴールもショートパスを繋いでからフィニッシュで、チームにもよくその考えが浸透しているようだ。

英『Daily Mail』によるとバーンリーは過去2シーズンでパス数が300本を超えたゲームが2試合しかなかったが、コンパニ体制となった初戦では前半だけでその数字を超えたという。このデータがチームの変化を表しており、バーンリーのスタートは上々といえる。

1年でのプレミア返り咲きを目指すバーンリー。その際は古典的なイングランドスタイルではなく、現代的なパスを軸とするチームが出来上がっているはずだ。

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