JFLからJ1の舞台へと上り詰めた苦労人 守護神離脱の苦しいガンバ大阪で輝き放つGK

一森の活躍にも注目だ photo/Getty Images

2020年に岡山から加入した一森

今季から片野坂知宏監督が就任したガンバ大阪。序盤は失点が多くJ1開幕10試合で無失点は、第2節の浦和レッズ戦のみという苦しい滑り出しとなった。

しかし北海道コンサドーレ札幌に0-0とスコアレスドローで今季2度目となる無失点を記録すると、続くヴィッセル神戸戦(2-0〇)、柏レイソル戦(1-0〇)とクリーンシートで連勝するなど、守備陣が安定感を増している。

長らくG大阪の正守護神として輝きを放っていた東口順昭が離脱している中で、奮闘しているGKが一森純だ。序盤は石川慧が先発出場したものの、第6節の名古屋グランパス戦でスタメン出場を飾る。すると1失点こそ喫するものの好守を見せて勝利に貢献。その後はチームの正GKとして地位を高めると、柏戦では4セーブを記録して上位相手に無失点で勝利した(データは『SofaScore』より)。

一森はJFL時代のレノファ山口FCで守護神を務めてJ3とJ2昇格に貢献し、ファジアーノ岡山でも3年間スタメンで活躍した。2020年からG大阪へと加入するも、東口の壁を超えられず、苦しいシーズンを過ごしていた。それでもJFLから積み上げてきた自身のセービング力を武器に今季、J1の舞台で遺憾なく発揮。下部カテゴリから成長を続けてきた苦労人が、台所事情の苦しいチームを支えているのだ。

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