最強バルサでのCL制覇からもう“10年” グアルディオラは今季こそCL制覇に届くのか

マンCを指揮するグアルディオラ photo/Getty Images

マンUを粉砕した伝説のCLが最後

マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラは世界の誰もが認める名将だ。

しかし、輝かしい監督キャリアの中で唯一と言っていい気がかりがチャンピオンズリーグでの成績だ。バルセロナ時代に2度チャンピオンズリーグも制しているのだが、それ以降は優勝できていない。昨季はファイナルまで進んだものの、同じイングランドのライバルであるチェルシーに敗れてしまった。

グアルディオラはリオネル・メッシがいたバルセロナでなければ欧州制覇できないのではないか。一時はそう言われることもあり、バルセロナを離れてからはバイエルン、マンCでもチャンピオンズリーグ制覇は実現していない。
最後にグアルディオラがチャンピオンズリーグを制したのは、バルセロナを指揮していた2010-11シーズンのことだ。当時は決勝でマンチェスター・ユナイテッドを華麗に撃破しており、この時はメッシやアンドレス・イニエスタ、シャビ・エルナンデス、ダビド・ビジャらが躍動した。チャンピオンズリーグ史に残るパーフェクトゲームの1つと言っていい見事な戦いだった。

あれから10年の時が経った。この間もグアルディオラはブンデスリーガ、プレミアリーグで素晴らしい戦いを継続しているが、この10年でチャンピオンズリーグのファイナルに進んだのは昨季のみだ。世界を代表する名将としては少々寂しい結果とも言える。

ならば今季はどうか。グアルディオラ率いるマンCは国内で安定した戦いを見せており、近年は毎シーズンのようにチャンピオンズリーグ優勝候補に挙げられてきた。今季もリヴァプールとともに優勝候補筆頭だ。

リヴァプールが厄介な相手であるのは間違いないが、今季こそグアルディオラが指揮するマンCは頂点に届くのか。2クラブ目でのチャンピオンズリーグ制覇となれば、もう誰もグアルディオラの成績に口出しできない。

現在は準々決勝でアトレティコ・マドリードと激突しているが、果たして今季のマンCは頂点に届くのか。前評判が高いだけに、優勝以外は評価されないだろう。

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