若きエース・ヴラホビッチに最初の試練 強豪相手にゴールを決める“真のストライカー”への挑戦

今冬ユヴェントスに加わったヴラホビッチ photo/Getty Images

インテル戦では得点を決められず

セリエAで2シーズン続けて20ゴール以上を記録するなど、セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチのの実力は確かだ。

しかし、今冬にヴラホビッチが向かったユヴェントスはイタリアはもちろん世界を代表する名門クラブだ。フィオレンティーナでプレイしていた時とは注目度も変わってくるはずで、かかるプレッシャーは相当なものだ。

ユヴェントスは3日に行われたインテルとの上位決戦を0-1で落としてしまったが、伊『Gazzetta dello Sport』は無得点だったヴラホビッチにさっそく厳しい視線を向けている。
ヴラホビッチはユヴェントスに加入してからリーグ戦8試合で4ゴールを奪っており、シーズン途中の移籍にも関わらず早々に結果を出している。しかし、同メディアの指摘通り強豪との対戦ではまだ結果が出ていない。

これまでの4ゴールはヴェローナ戦での1点、エンポリ戦での2点、サレルニターナ戦の1点となっており、1-1で引き分けたアタランタ戦、同じく1-1で引き分けたライバル・トリノとのダービーマッチ、そして今回のインテル戦は無得点だった。ユヴェントスのエースとなれば、こうした重要な一戦でチームを勝利へ導く活躍が求められる。単純な得点数では評価されないのだ。

またチャンピオンズリーグではベスト16・ビジャレアル戦の1stレグでこそ得点を決めたが、2ndレグは無得点。チームも0-3で敗れてしまい、ホームでの2ndレグで1点も奪えなかったのは痛い。これもヴラホビッチにとっては厳しい結果となってしまい、今後はこうした結果も指摘されていくだろう。

何よりユヴェントスはヴラホビッチの獲得に7000万ユーロもの移籍金を投じており、金額的にも注目度は高い。来季以降はビッグマッチで結果を出し、ユヴェントスをタイトルへ導くことが求められる。その重圧に耐えられるだろうか。メガクラブで活躍する真のスーパーストライカーになるには、このプレッシャーを打ち破るメンタルの強さも求められる。

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