昨季は“出場7試合連続ゴール”も記録したのに…… 新天地で序列下がる元アーセナル戦士

ここ数試合でベンチスタートが増えているウィロック photo/Getty Images

昨季後半戦はレンタル加入で大活躍

昨季のレンタル移籍期間中、彼は確かにチーム内で最高級の輝きを放っていた。しかし、その活躍が認められて完全移籍に移行した2021-22シーズン、U-21イングランド代表MFジョー・ウィロック(22)はニューカッスルで難しい立場に置かれることとなってしまった。

昨季は冬の移籍市場でアーセナルからローンで加入し、後半のシーズンをニューカッスルで過ごしたウィロック。その期間には第30節から出場7試合連続ゴールを挙げるなど、彼はチーム内でも随一の輝きを放っていたと言っていい。中盤の定位置をガッチリと掴み、ニューカッスルを牽引する存在となっていたことは間違いない。

そんな活躍を受けて、今夏ニューカッスルはウィロックの買取を決断。2021-22シーズンは、昨季後半戦の勢いそのままに開幕からの大爆発が期待されていた。しかし、ウィロックにかかっていた魔法はもう解けてしまったのか。決して戦力となっていないわけではないのだが、今季の同選手は伸び悩んでいる印象が強い。今季は開幕からしばらくスタメンの座を守っていたものの、直近の4試合ではそのうち3試合がベンチスタート。その序列は徐々に低下していると言って差し支えない。
昨季の輝きが強すぎたということも、今季の彼の姿に物足りなさを感じさせる要因となっている面はある。しかし、それにしても新加入選手が自分1人という昨季とほぼ変わらぬ環境でウィロックが出場機会を減らすとは、一体どれほどの人が想像しただろうか。ニューカッスルでまさかの序列低下に苦しむ22歳。ここから逆襲劇を演じてほしいところだが、はたして。

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