たった10分で見せたベルギー代表MFの圧倒的な存在感 更新が期待されるあの大記録

ピッチに入った瞬間、自身が主役となれるのはさすがとしか言いようがない photo/Getty Images

期待できるパフォーマンスであった

先日のプレミア開幕戦であるトッテナム戦ではいきなり黒星となるなど、初戦からつまずいてしまったマンチェスター・シティ。相手は相性の悪いスパーズであったが、チャンスは作っており、勝てた試合を落としたか。

惜しい試合となった開幕戦だが、試合の終盤に投入されたケビン・デ・ブライネのパフォーマンスは素晴らしかった。後半79分にリヤド・マフレズと交代し左サイドに投入されたデ・ブライネ。新加入のジャック・グリーリッシュとの連携からいきなり好機を作り出すなど、大きな存在感を見せつけた。試合は惜しくも敗れたが、もう少し早い段階でデ・ブライネを投入していればと思ってしまうほどのパフォーマンスであった。

そんなデ・ブライネだが、30歳となっておりキャリアも終盤へと差し掛かっている。しかし、昨季のCLやEURO2020での活躍を見ているとどのプレイも精密機械のように正確で、その精度は年々上がっているように感じられる。また、開幕戦での様子を見ている限りではEUROで負った怪我の影響も少なく見え、今季はどこまで数字を伸ばせるか期待が掛かる。

リーグ戦でのキャリアハイは13ゴール20アシストを記録した19-20シーズンだ。このシーズンはラヒーム・スターリングが20ゴールと得点を量産しており、彼らに続く形でセルヒオ・アグエロ、ガブリエウ・ジェズス、リヤド・マフレズらが二桁ゴールを記録している。昨季のどこからでも得点を取れる形も素晴らしいが、決定力のある選手の存在は大きい。

実際にクラブも昨季得点王のハリー・ケイン獲得に動いており、彼が来るとなればデ・ブライネの数字も伸びることになるだろう。プレミアリーグでの1シーズンのアシスト記録は19-20シーズンでのデ・ブライネと02-03シーズンのティエリ・アンリの20アシストだ。十分に素晴らしい数字だが、今季はこの20アシストを超えられるかに注目したい。

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