今回のEUROは面白い 理由の1つは第1節で“50回以上”減ったファウルにあり

激しいながらクリーンなプレイが目立つ photo/Getty Images

ゲームがスムーズに流れている

EUROも全チームが登場したが、今大会のEUROはグループステージ第1節から非常に面白い戦いが続いている。

その理由の1つに挙げられるのが、ファウルの少なさだ。

グループステージ第1節では合計240のファウルがあったが、前回大会のEURO2016では第1節だけで298回のファウルがあった。大幅に減少していることになり、当然ながらファウルが少なくなればゲームの展開はスムーズになる。

主審が意識的にプレイを流しているところもあるだろうが、それがゲームの面白さに繋がっているならば問題ないか。

例えばスコットランド代表VSチェコ代表の一戦はまるでラグビーかと思うほどの肉弾戦になっていたが、ファウル数は互いに6つずつ。カードが1枚も出ることのないクリーンな戦いだった。あの肉弾戦を面白く感じたのも、ファウルの少なさからゲームテンポが早くなっていたからかもしれない。

グループステージ第1節ではポーランド代表MFグジェゴシュ・クリホヴィアクが退場処分を受けたが、これを除けば第1節で目立ったカードトラブルは起きていない。

グループ第1節最大の注目カードだったドイツ代表VSフランス代表の戦いもクリーンな展開となり、カードもドイツ代表MFジョシュア・キミッヒのイエローカード1枚のみだった。

データサイト『Opta』によれば、グループEまでの戦いが終了した段階でのファウル数198回は、1980年大会の同時期以降では最も少ない数だったという。

激しい戦いも時には面白いが、カードトラブルによる荒れたゲームは少ない方がいいだろう。攻守の切り替えがスムーズに行われている今回のEUROは、例年にない面白い大会となっていると言えよう。

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