アメリカ史上最高級FWはアザールを超える “バロンドール候補”への覚醒

チェルシーのプリシッチ photo/Getty Images

穴埋めどころかアザール超えへ

エデン・アザールの穴をどう埋めていくのか。これは今季のチェルシーにとってメインテーマの1つになっていた。

そこで登場したのが、ドルトムントから加入したFWクリスティアン・プリシッチだ。

プリシッチは開幕直後こそ苦戦したものの、10月のバーンリー戦でハットトリックを記録したあたりから一気にブレイク。途中に負傷離脱した時期はあったが、後半戦にはすっかり左サイドを支配する存在となっていた。
今季はリーグ戦9得点6アシストの成績でフィニッシュしており、プレミアリーグ1年目としては悪くない。しかも21歳であることを考えると、伸びしろも十分だ。

敗れはしたものの、プリシッチは1日に行われたアーセナルとのFA杯決勝でも先制点を記録。チームにとって重要な存在になっているのは間違いない。

そのパフォーマンスから、英『Daily Mail』は「将来のバロンドール候補」とまで絶賛している。

チェルシーサポーターの記憶からアザールが消えることはないだろうが、プリシッチは今後も成長を続ければアザールを超えるレベルのプレイヤーになれるかもしれない。

チェルシーは来季よりMFハキム・ツィエク、FWティモ・ヴェルナーが合流することになっており、注目度は抜群だ。

しかし来季チェルシーの攻撃陣で主役になるのは彼らではなく、プリシッチの方ではないか。覚醒しつつある左サイドの斬り込み隊長がチームの攻撃を引っ張ってくれるはずで、来季のさらなる活躍に期待がかかる。

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