ティエリ・アンリ“過大評価説” プレミア史上最高と言われるFWに欠点あるか

アーセナルで活躍したアンリ photo/Getty Images

ドログバの方が……

2003-04シーズンにはアーセナルで無敗優勝を達成し、FA杯も3度制覇。プレミアリーグで4回も得点王を獲得し、フランス代表ではワールドカップとEUROの両方で優勝を経験。バルセロナでもチャンピオンズリーグやクラブワールドカップを制覇するなど、FWティエリ・アンリの経歴は実に豪華だ。

紛れもないレジェンドFWであり、特にアーセナル時代を知るプレミアリーグのファンにとっては神様のような存在と言っていい。今でもアンリがプレミア史上最高のストライカーといった意見もあり、先日マンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロがプレミアリーグでの外国人選手最多得点記録を塗り替えた際にもアンリの方が上と評価する意見も多かった。

しかし、英『SportBible』は「アンリ過大評価説」が存在することも伝えている。アンリの経歴は豪華だが、やや大一番に弱いとの指摘もあるのだ。
実際アンリは3度制したFA杯でも決勝でゴールを奪ったことはない。チャンピオンズリーグでも決勝で得点を奪ったことはなく、準決勝以降ではキャリアを通して1点奪っただけだ。

1998ワールドカップ(決勝はベンチ)、EURO2000決勝でも得点はなく、ビッグゲームプレイヤーとは言い難い部分があるのも事実だ。

同メディアはプレミアリーグで活躍した選手の中では元マンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニー、元チェルシーFWディディエ・ドログバらの方がビッグゲームにも強くて優秀だったとの見方があることを伝えている。

確かにドログバは2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ決勝・バイエルン戦で終盤に劇的なヘディングゴールを決めたり、4度制したFA杯の決勝全てでゴールを決めるなど、大一番で流れを変える一撃を決めてきた。

アンリが偉大なストライカーなのは間違いないが、プレミアリーグのファンが過大評価しすぎている部分が多少はあるのかもしれない。逆にアグエロやドログバはレジェンドとしてもっと高い評価を得るべきか。

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