バルセロナが開幕節から躓く中、レアル・マドリードはアウェイでセルタを3-1で撃破することに成功した。まだ開幕節だが、バルセロナを一歩リードすることができたのは大きい。
レアルを引っ張ったのは、「新加入選手だ」。新加入選手といっても、今夏に加わった選手のことを指しているわけではない。スペイン『MARCA』は、古株の選手たちが新しい姿を見せてくれたと絶賛しているのだ。
例えば左サイドバックのマルセロ。昨季はシーズン途中にセルヒオ・レギロンにポジションを奪われるなど苦しいシーズンを過ごしたが、今回のセルタ戦では持ち前の攻撃性を披露。3点目の場面では中へカットインし、得点に絡んでいる。同メディアは最高バージョンのマルセロが戻ってきたと伝えており、指揮官ジネディーヌ・ジダンにとっては新戦力のようなものだ。
強烈なミドルシュートを叩き込んだMFトニ・クロースも同じだ。昨季はクロースも良い状態ではないと言われ、今夏にはマンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバの影もちらついていた。しかしクロースは今夏に契約を延長し、そして今回のミドルシュートだ。クロースの復活も新戦力のように感じるはずだ。
そして何と言ってもFWガレス・ベイルだろう。今夏の放出候補No.1だったが、ジダンはセルタ戦でベイルを先発起用。ベイルもそれに応え、カリム・ベンゼマの先制弾をアシストしている。当初ベイルを計算していなかったのだから、まさに新戦力のようなものだ。
今夏に加えた選手たちはスタメンに入らなかったが、レアルは長くチームを支えてきた選手たちを軸に勝利を収めた。彼らがこの奮起を続けることができるのか。新しいレアルの姿に期待したい。
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