補強方針をめぐりクラブ首脳と対立か
昨季よりマンチェスター・ユナイテッドを率いているジョゼ・モウリーニョ監督。近年の大型補強に見合う結果が期待されていた同監督だが、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)のラウンド16でセビージャに敗れたことから、現地メディアによる批判に晒されている。
こうした状況のなか、同クラブの首脳陣が同監督の解任を検討していることがスペイン紙『SPORT』で明らかに。今季のCLでの早期敗退を受け、同監督がクラブ首脳に更なる戦力補強を要求。過剰なまでに補強をねだる同監督の姿勢に同クラブの首脳陣が不快感を隠せずにいるほか、この噂を聞きつけたパリ・サンジェルマンが早くも同監督の招聘に乗り出すなど、今季限りで現職を離れる可能性が高まっている。
前述のセビージャ戦終了後に「このクラブにとってCLラウンド16敗退は特別な出来事ではない」と語ったモウリーニョ監督。この自己弁護や自己保身とも受け取れる発言が、クラブ首脳の心証を害してしまったのかもしれない。