2018ロシアワールドカップまで100日を切り、各国は最終準備へと入っている。翌週には親善試合が各地で行われる予定となっており、徐々に各国の指揮官もW杯メンバーの絞り込みをしてくるだろう。つまりこの段階で代表に召集されていない選手は本番でも外れてしまう危険性がある。
そこでスペイン『MARCA』は、ロシア行きを逃してしまうかもしれない各国の実力者を数名リストアップしている。ロシアで見てみたいタレントも多いが、彼らは外れてしまうのか。
優勝候補の一角に挙げられるブラジル代表では、チェルシーで出場機会確保に苦しむDFダビド・ルイスが危険だ。元よりダビド・ルイスは代表監督チッチの構想に入っていないところがあり、ロシアに行ける可能性はあまり高くないだろう。
前回王者ドイツ代表からはドルトムント組が危険だ。前回大会で優勝決定弾を叩き込んだMFマリオ・ゲッツェ、ようやく復帰した天才FWマルコ・ロイス、MFユリアン・ヴァイグルも今回のメンバーには入っていない。守護神マヌエル・ノイアーも負傷離脱が続いており、W杯までにコンディションを整えられるかは微妙だ。ドイツはタレントが多いだけに、この4人の中からもメンバーに入れない選手が出てくるだろう。
豪華な攻撃陣を揃えるアルゼンチン代表ではユヴェントスFWパウロ・ディバラ、インテルFWマウロ・イカルディの2人が危険だ。イカルディは代表監督ホルヘ・サンパオリの構想から外れたとの情報もあり、インテルで得点を量産していてもメンバー入りが保証されないほどアルゼンチンの攻撃陣は豪華だ。
ディバラはリオネル・メッシとの共存が難しく、まだ代表ではベンチスタートも多い。今大会もメッシが中心のチームとなっているため、ディバラの召集にこだわりすぎる必要がないのも事実だ。
EURO2016を制したポルトガル代表ではラツィオFWナニの出場機会が少なく、今回はメンバーから漏れた。さらにEURO2016で最優秀若手選手に輝いたMFレナト・サンチェスも相変わらず苦しんでおり、代表には入っていない。
彼らはいずれも実力者だが、このままロシア行きを逃してしまうのか。中には2014年からの4年間でチームの中心になっていることが期待された選手もいたが、状況は大きく変わっている。