年齢とともにポジションが変化
近年はレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドのプレイスタイルが変化したことが注目を集めるが、年齢とともに進化しているのはロナウドだけではない。長年世界最高の座を争ってきたバルセロナFWリオネル・メッシも同じだ。
メッシはプロとしてデビューした当初は右サイドを中心に積極的にドリブルで仕掛けていく選手だったが、徐々に様々なところに顔を出す選手に変化を遂げた。スペイン『MARCA』によると、メッシはパスでゲームを組み立てることにもトライするようになったと語っており、自身でフィニッシュするだけでなくチームメイトを活かすことに喜びを見出し始めているようだ。
「以前はボールを持てば自分のゲームだった。だけど今はチームのためにプレイしようと努めている。基本的に僕は自己中心的な選手ではない。様々なポジションから組み立てていくことにトライしているんだ。以前と同じように走り続けているけど、そのやり方が変わったんだね」
近年のメッシはアシストも増えており、特にネイマールがいた昨季まではチャンスメイクに徹することも多かった。相変わらず得点力も全く衰えていないが、30歳を迎えたメッシもキャリアを通して進化を続けていたのだ。