ポグバ不在でリヴァプール撃破
8900万ポンドもの移籍金をかけて獲得したMFポール・ポグバの立場がどんどん怪しいものになってきている。
マンチェスター・ユナイテッドは10日にリヴァプールを2-1で撃破したが、ポグバはこの試合を怪我で欠場していた。指揮官ジョゼ・モウリーニョは[4-2-3-1]のシステムを選択してリヴァプールを攻略したわけだが、元イングランド代表MFフランク・ランパード氏はポグバ不在の方がバランスが取れていると感じたようだ。
「我々はここ最近モウリーニョがスタメンの中でポグバのベストを引き出せるかについて話してきた。この日はモウリーニョがチーム全体に良いバランスをもたらしたと思う。選手たちはボールを持っていない時の仕事を理解していたし、これがモウリーニョの求めていることだ。マティッチとマクトミネイの2人は中盤で組織的なプレイをしていた。4バックの前に構える2人の仕事はポグバなら苦労しただろう。特にこのようなビッグゲームではね。マティッチとマクトミネイは4バックの前を守り、アグレッシブだった」
マティッチとマクトミネイの2人は守備的な仕事を懸命にこなし、強力な攻撃陣を揃えるリヴァプールをオウンゴールの1点のみに抑えることに貢献した。彼らの仕事はポグバにはできないものだっただろう。
英『Daily Mirror』はこれを受けて「ポグバは現マンUのベストイレブンに入るか?」とアンケートを取っているが、入ると答えたのは55%のみだった。8900万ポンドもの移籍金がかかった選手とは思えないほど評価が低くなっている。今季開幕当初とは状況が変わってきており、ポグバも自身の価値を証明しなければポジションを失うかもしれない。