MSN、BBC、MCNら”トリデンテ”の時代は終わった!? 超攻撃的3トップよりも4-4-2が主流に

レアルで揃う機会減ったBBC photo/Getty Images

バルサ、レアルもシステム変更

近年のサッカー界ではバルセロナのMSNやレアル・マドリードのBBC、さらに今季はパリ・サンジェルマンのキリアム・ムバッペ、エディンソン・カバーニ、ネイマールの3人で構成されるMCNなど3トップのユニットに注目が集まってきた。

しかしスペイン『MARCA』は、「トリデンテはもう終わり」と取り上げている。今季リーガ・エスパニョーラで首位を快走するバルセロナではネイマールが退団したためにMSNが崩れ、今季はリオネル・メッシとルイス・スアレスの2トップを軸とした[4-4-2]がメインになっている。さらにPSGを撃破したレアルも、ガレス・ベイルをベンチに置いて[4-4-2]のシステムを選んでいる。

このシステム変更で守備が改善されたのは明らかで、MSNもBBCもやや攻撃的すぎる。前線の3枚が熱心に守備へ参加しないのであれば、現代サッカーで3トップを選択するのは危険だ。PSGを撃破したレアルも[4-4-2]の守備が安定しており、PSGはチャンスを生み出すことに苦労していた。
同メディアは現在欧州で攻撃的な[4-3-3]を貫いているのはモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノのリヴァプールだけと伝えており、ここへきてオーソドックスな[4-4-2]が再び注目を集めている。

BBC、MSN、MCNは並びこそ豪華だが、同メディアはスーパースター3人を揃えるのはテレビゲームなどブランド面の要素が大きいと伝えており、ネームバリューが先行しすぎているところがあるのも事実だろう。攻守のバランスを考えるなら、超攻撃的なスター選手3枚を並べるのは理想的なやり方とは言えないのかもしれない。


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