ミランVSアーセナルのカギはメンタルにあり 伊メディア「ミランはガットゥーゾの闘魂乗り移った」

ミランを指揮するガットゥーゾ photo/Getty Images

アーセナルはメンタル弱くなったと指摘

23日に行われたヨーロッパリーグ・ベスト16の組み合わせ抽選会では、ミランとアーセナルのビッグカードが実現した。これは本来チャンピオンズリーグの舞台で実現するようなカードだが、近年は両クラブとも苦戦が続いてヨーロッパリーグに回っている。それこそ10年ほど前のように豪華なチームではないが、この対戦はベスト16最大の注目と言っていいだろう。

何よりこのゲームを左右するのが、メンタルの強さだ。今季前半戦でミランは大きく躓いたが、指揮官がジェンナーロ・ガットゥーゾに交代してから面白いように白星を重ねている。昨夏の補強でタレントは揃っていただけに、ようやくそれが噛み合ってきた印象だ。そして伊『Calciomercato』が最も評価しているのはミランのメンタルだ。「ガットゥーゾの選手時代の燃えるような個性が乗り移ったかのよう」とまで表現されているが、今のミランの選手たちはファイトすることの重要性を理解している。泥臭く戦って勝ち点を手にすることも多く、ガットゥーゾの闘魂が選手たちに影響を与えているのは間違いない。

一方で同メディアは、あの無敗優勝を達成して以降アーセナルはメンタルの強さが抜け落ちてしまったと伝えている。今のチームにはパトリック・ヴィエラやソル・キャンベル、マーティン・キーオンなど武闘派と呼べるタレントが欠けている。当時のアーセナルはマンチェスター・ユナイテッドなどライバルチームと乱闘のような騒ぎになることも珍しくなかったが、今の選手たちは非常におとなしい。
同メディアはメンタル面でミランが優位に立つはずと見ており、技術以上に精神的な部分が勝敗を大きく左右するかもしれない。


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